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トモシンセシスマンモグラフィーと通常のマンモグラフィーについて

”トモシンセシスを使うとき、通常のマンモグラフィと同じような強さで圧迫しなければ、診断能は落ちるし、被曝量も増える!”と我が国を代表するマンモグラフィ精度管理委員会の某E先生が学会の壇上でおっしゃっておりましたが、反論する気にもなりませんでした。
デジタル技術で被曝量は減っているし、画像処理もイタレーションなどの核医学の技術で被曝低減が図られている。それより、痛くて不快な検査なので、受診率が低いところに目を向けるべきですよね。
米国のグループは、トモシンセシスでは、圧迫を軽減しても診断能に変化はない旨の報告をしていますので、今後は圧迫を軽減したトモシンセシスが、標準になってくるはずです。
Emory 大学の放射線・イメージング科学科の Greeshma A. Agasthya 氏主導のその研究は、
「トモシンセシスでのマンモグラフィーの圧迫圧の軽減による痛みの減少は、乳がん検
診を受ける患者にとって不快感を軽減させることとなるだろう。そしてそのことにより治
療遵守が向上し、従って生存率が上昇する可能性がある。」
http://www.healthimaging.com/…/reduced-breast-compression-d…